「言”考”一致のすすめ」
実は私、手話を学ぼうと思っては挫折を繰り返しているのですが、カトリック横浜教区に聴覚障害者の会というものがありまして、会報を出しています。その編集後記に目が留まりました。短いので全文を引用させていただきます。
53年ぶりの小学校の同窓会。A君が「あなたの隣にいたB君を僕は嫌いだ」と言ってきた。「キリスト教では人を嫌うことは罪だ」と言うと「でもBにはバレていない」と言う。A君は公立校の元校長。信仰の無い善人ってこんな感じです。
というもの。個人的には「信仰の有無は関係ないかな?」とは思いますが、世間一般的にはAさんと同じように考える人は少なくないのかもしれません。本人にバレてないということは本人を傷つけていない。従って何の実害も無い。・・・このような考え方は「利益があるか、損害があるか」を価値基準にしているわけですが、その根底に「全ての人に対する尊重」が見当たりません。
サレジアンの皆さんは聖なる人になることを目指し、他人を尊重する姿勢を第一に置いてください。これだけは、決して外してはいけません。