聖アンデレの記念日
11月は校外の学校行事が多々ありました。それぞれの場に参加した皆さん、ご苦労様でした。
今日、11月最後の日は12使徒の一人聖アンデレの記念日です。ヨハネ福音書1章35節からの内容によれば、先駆者となった洗礼者ヨハネの弟子の一人で、師であるヨハネがイエスを指して「世の罪を取り除く小羊だ(来るべき方)」と言ったので、イエスの後に付いていき、イエスと共に留まり、彼の話を聴いて感銘を受けました。彼はイエスの最初の弟子となりました。家に戻り、兄弟のシモン・ペトロにイエスの事を伝え、更に漁師仲間のヨハネやヤコブにも伝えたのです。彼らもイエスと出会い、イエスに従って歩みだしました。イエス亡き後、12使徒達は遺言通り、全世界に行って福音を宣べ伝えました。
伝承によると、聖アンデレは小アジアとスキタイで伝道し、黒海に沿ってヴォルガ川まで行ったといわれています。またアンデレはギリシャのアカイア地方でエックス型の十字架で処刑され殉教したと言われています。その十字架は「聖アンデレの十字架」と呼ばれ、スコットランドの国旗やロシア海軍の旗の様な紋章や国旗に残されています。また伝説ではビザンチウムの最初の司教であり、そのため正教会のコンスタンティノーポリス総主教庁は聖アンデレを初代総主教としています。
ある一つのきっかけで、人生は大きく変わっていきます。人生とは不思議な旅です。今年は翌日の日曜日から主の降誕を準備する季節である待降節が始まります。そして期末試験を迎えます。それぞれの場で、力を発揮できるような良い準備をしてください、祈っています。