サレ祭の準備、運営、ご苦労様でした。組織で、団体で、クラスで、個人で様々な形で繰り広げられたパフォーマンスの祭典でした。玄関の和テイストの芸術性豊かなアーチから始まり、それぞれ与えられた役割を工夫しながら果たし、サレジオ学院をサレジオ学院らしく演出していたようです。来年も期待しています。 

 

今日は9月最後の日となり、ここ数日、朝夕の気温が下がって来ました。「夏延長」の宴の余韻が未だ残っている人もいるかもしれませんが、新たな月を迎え秋らしくなってきている今、気持ちを一新して次のステップに向かいましょう。

 

話は変わりますが、 創世記12章からアブラハムの族長物語が始まります。アブラハムは神の言葉を聞いて、約束された土地に向かい、新天地で新たな生活を始めていきました。このアブラハムの行動は、次のように言い換えることができます。 

 

ある日、自我が目覚め、自分が安心して生きることが出来る自分の居場所を「約束の地」として、神様に与えられたことを自覚します。その後私たちは家庭、学校生活や地域社会の中で、意識的にチャレンジして様々な体験を積み重ねていきます。その中で、様々なジャンルの引出しを身に付け、自分の「約束の地」に向かいます。そこに到達するのは何時なのかは分かりませんが、私たち一人一人に与えられた「約束の地」は存在するのです。 

 

誰かの指示に従う、受け身的な歩き方は楽ですが、後悔しないために、しっかり考えて自分の足で、人生という道を歩いていきましょう。身体は次第に大人に成長していきます。それに対して、自分の魂、心、精神が、大人になるためには、意識して磨く必要があります。 

 

そのことを踏まえて、明日への一歩の為に、今日一日、意識して過ごしてみましょう。