「茹で蛙?」
皆さんは「茹で蛙」のたとえを聞いたことがあるでしょうか。
「蛙をお湯に入れるとビックリして飛び出すが、水に入れてジワジワ温めて行くと、飛び出すタイミングを逸し、やがて茹で上がってしまう」という、あの話。
ちょっと前まで色々な場面で引用され、「ネガティブな変化が起こり始めたときに、『このくらい大したことはない』と放置していると、気づいたときには取り返しのつかない事態に陥っている」と、こんな文脈で語られることが多かった気がします。
さて、そこで「サレジオの心=サレジアニタ」ですが、ジワジワと曇ってきてはいないでしょうか。仲間が舞台で表彰されている時にしっかりと心を傾けずに雑談し、等閑の拍手を送る・・・とか、皆が道一杯に広がって歩いていても「自分とは関係のないこと」として、無関心でいる・・・とか。(この「私は関係ない=Non tocca a me.」というのはFaccio io!の対極にある考え方です。)サレジオ生の皆さんには、こういった変化に敏感でいて欲しい。そして是非、サレジオ精神を体現する人になってください。
因みに「茹で蛙」の話、実は嘘だそうです。蛙はちゃんと温度変化を察知し、逃げ出します。まあ、作り話というトリビアと一緒なら、教訓の方も記憶しやすいということで引用しました。・・・信じた人、勘弁して下さい。