「教皇のある一面」
新しい「ドン・ボスコの風」が出版されて、同窓生とサレジオ家族を中心に配布されています。今回は教皇フランシスコを特集していますが、サレジオ学院の記事が幾つか掲載されています。例えば、カテキスタの榎本神父の記事とか、皆さんが活躍している記事と写真もありました。手に入れば、見て読んで欲しいと思います。
教皇フランシスコの記事の中で、彼自身が入学したサレジオ会の学校での体験と導きによって、今に至ることを伝えています。そう、彼も私たちと同じサレジアンです。今もサレジオ会と強く繋がっていることを一つのエピソードとして紹介しています。それが、サレジオ会のオラトリオを起源として出発し、現在はアルゼンチンの強豪クラブチームの一つとして活躍している{CAサン・ロレンソ・デ・アルマグロ}の熱烈なサポーターという一面です。
ブエノスアイレスのアルマグロ地区の教会近くの通りでサッカーをしていた少年たちが安全な場所で思う存分走り回れるように、サレジオ会のロレンソ・マッサ神父は教会の敷地を提供しました。サッカーでグラウンドを使うために、毎週日曜日のミサに参加することを条件としました。1908年にオラトリオをつくり、子供たちに読み書きなど生活に必要なことを学ばせました。このオラトリオのサッカークラブがプロのクラブチームに発展していったのです。
貧しい地域の人々、虐げられている人々に寄り添ってきた教皇フランシスコの歩み方が、このチームのサポーターに繋がっているのかもしれません。