三人の井戸掘り
昔々,ある所に3人の男がいて,それぞれ井戸を掘ることにしました。
最初の男は,少し掘ってみて水が出ないと,すぐにあきらめて別の場所に移動します。そうこうするうちにたくさんの穴を掘りましたが,結局,水を掘り当てることはできませんでした。
それを見ていた,2番目の男は,ここと決めた場所を集中して,すごいスピードで堀り進んで行きましたが,掘り始めの穴が小さかったために,やがて穴の中で身動きが取れなくなり,そのため,周りを削ったところ,深く掘った穴は,再び埋まってしまいました。
そこで,3番目の男は,十分な広さの穴を維持しながら、じっくりと掘り始めました。穴はなかなか深くなりませんでしたが,あせらずに我慢強く仕事を続けた結果,確実に水を掘り当てることができたのです。
さて、これを今の勉強の在り方に当てはめると、どうでしょうか。
一番目の男とは、宿題をしても途中であきらめて放り投げる人なのかもしれません。
二番目の男は、誰からもアドバイスを求めず、一つのことに熱中しすぎて、最後には行き詰ってしまう人なのかもしれません。もし、先生のアドバイスがあったら、と思います。
三番目の男とは、与えられた課題をじっくりとやり遂げ、着実に力をつけていく人なのかもしれません。
あなたは、この3人の男の姿をどのようにとらえますか。