古代中国の儒教学者孔子の弟子荀子が残した『荀子』という本の中に、「(き)は一日にして千里なるも、駑馬(どば)も十駕(じゅうが)すれば (これ)に及ぶ」

があります。

 

(き)」とは一日に千里走る名馬です。人間でいえば天才と言えるかもしれません。これに対して「駑馬(どば)」とは鈍才のことになります。天才に比べれば、十分の一くらいの能力しかありません。しかし、そんな「駑馬(どば)」でも十日間走り続ければ、「(き)」の一日の行程に追い付くことができると荀子は考えています。言うまでもなく、これは、普段の努力の大切なことを語った言葉です。

 

せっかく立派な目標を立てても、実行に移さなかったら、絵に描いた餅のようです。また実行しても途中でやめてしまったのでは、何にもなりません。何事も継続することによって、豊かな実りが期待できるのです。継続は力なりとも言います。

 

来週は期末テストですが、このテストのためだけでなく、将来のために自分の能力を養ってみましょう。