Easter

突然ですが、海に住んでいる「たこ」は英語で何と言いますか?オクトバスですね。
では音楽の音階で一つ上のドのことを何と表現しますか?「オクターブ上のド」とか言いますね。
オクトパスとオクターブという言葉の共通点は何でしょうか?「オクト」という発音にまず気がつくと思いますが、実はこれは「8」という意味のギリシャ語、ラテン語です。確かにタコは足が8本、ドレミファソラシドと一つ上のドに上がるために8つ音階がありますね。「オクト」という言葉が示しているようにタコと音階の共通点は8という数字です。
さてオクターブが8であることが分ったわけですが、このオクターブは音楽の世界だけでなく、教会の暦にも出てきます。それは復活祭に関連して現れます。イエス様の復活を祝う復活祭、イースターは教会の中で一番大きなお祝いです。ですから一日だけでは足りず一週間を通して、一週間があたかも一日であるように、一週間かけてお祝いするわけです。一つの日曜日から次の日曜日まで、計八日間なので、これをオクターブと読んでいるわけです。今年はこの前の日曜日が復活祭だったので、次の日曜日までの八日間が「オクターブ」なのです。どうですか?「オクト」にちなんだトリビアでしたが、要するに今週は毎日が主の復活を祝う喜ばしい日々ということを分ってほしいと思いました。皆さんにも特に今週、復活された主イエス様の祝福が豊かに注がれますように。

 

鳥越政晴