おはようございます。先週の土曜日には高校1年生対象の進路ガイダンス、そして午後はサレジオ学院の兄弟校、姉妹校の生徒との交流会がありました。両方ともオンラインの形でしたが、先輩の大学生や兄弟校、姉妹校の生徒との対話を通して自分を見つめる機会、志を同じくするサレジアン・ファミリーと出会う機会であったでしょう。

 

進路ガイダンスでは卒業生の先輩がMeetで自分が学んでいる専門分野について紹介をしてくれました。大学生となった卒業生の立派な姿に誇らしい気持ちになりました。高校1年生は先輩からのアドバイスを通して、今学んでいることがどう大学での学び、そして将来のキャリアとどう結びついているかを知る機会となったと思います。来年度文系にするか理系にするかという選択の向こうにある広く深いアカデミックな世界に触れたでしょう。キャリアガイダンスとは一人一人が神様から特別に与えられた能力を見つけることでもあります。

 

サレジオの姉妹校の生徒とのオンライン交流会では、大阪聖光学院、日向学院、サレジオ高専、目黒星美学園、赤羽星美学園、城星学園、静岡サレジオといった兄弟校、姉妹校に通う生徒の夢や希望に触れ新鮮な気づきをもらえたのではないでしょうか。同じドンボスコの学校に通う仲間がいるということは、自分1人では解決できないことがあっても違った分野から解決の糸口を見つけてくれる家族がいるということです。先輩や兄弟校の生徒の絆を体験することは一緒になった何かやっていけるというエネルギーももらえるのではないでしょうか。

 

現在カトリック研究会ではフェアトレードをテーマにして活動しています。世界の貧困問題というあまりにも大きな現実の前に自分の無力感を感じるかもしれません。それでも一人一人が身近なところ、気づいたところから志を持ち寄れば大きなうねりを起こすことができるでしょう。たとえ自分では答えが見つからなくても「これって解決したいよね」と切り出せば、そこからことは動き始めます。

 

ある人は実際現地に行って取材をするジャーナリストとして、ある人は社会学、経済学、農学など専門分野の知識を提供して、ある人はマスコミを通して人広く知ってもらうイベントを立ち上げ、ある人は政治家として社会変革に情熱を燃やして . . .  サレジオの仲間たちはこんな人材の宝庫、みんなが一つになって協力すれば世界が今より良くなっていくのではないでしょうか。先週の土曜日は、そんな大きな夢を見ながらサレジアンファミリーの皆さんにエールを送っていました。