『より相応しい判断と行動を』

おはようございます。先週から50分授業となり、部活も徐々に再開しています。平常に近づくのはいいことですが、1日が長いなぁと感じるみなさんもいるかと思います。今年は何度も変更を行い、本当に皆さんには混乱と不自由な思いをさせてしまい申し訳なく思います。

 

皆さんも授業時間が変わったり、部活の制限が合ったりするたびに「何で?」と思ったでしょう。40分授業の中高時間差登校は、一般の方の通勤時間を避け、そしてグリーンライン、北山田駅に密を作らないため、近隣の方々への配慮がそこにはありました。そして部活の活動時間の制限も同じ理由からです。感染状況の改善次第ですが、もう少し我慢していてください。

 

今、私たち一人一人の生活は自分の中で完結するものではないということを強く感じます。私たちの経験するこの不自由さは自分のためであるとともに、周りの人のためでもあり、それは各自の責任と思いやりでもあります。サレジオ学院もサレジオ学院だけのことを考えればよいのではなく、近隣の方々のことも配慮しなければならないし、近隣の方々あってのサレジオ学院です。

 

同時に皆さんの毎日の学びも大切です。その意味で何とか50分授業に戻すことを願っていました。また体を動かしたり、好きなことに打ち込んだりできる部活も大切です。一つ一つの大会は一回限りですから、それに向けての準備が必要なことも承知しています。

 

度重なるスケジュール変更で皆さんには苦労を強いていますが、この相反する二つの選択の間でその時その時に相応しい判断とは?と考え続けた1年間でありました。

 

最後に。どんな対策も完全に感染を防げるものではありません。自分たちでできることをまずしっかり行いましょう。体温測定、消毒、マスク着用、食事の取り方など引き続きよろしくお願いします。また登下校の通学路、駅や電車内で立居振る舞いには改めて十分に気をつけてください。

 

社会の中の存在として、互いに自分の行動が他者に影響を与えるのだということを改めて意識し、マナーに関してその場に相応しい行動をお願いいたします。