おはようございます。皆さんは一人一人名前を持っています。名前は親から与えられたものです。親は子供に「このように育ってほしい」「こんな人になってほしい」という願いを込めて名前をつけます。名前には親の子供への溢れる愛に満たされているわけです。

 

さて、ドン・ボスコは新しい修道会を設立し、それに名前をつけたときに「サレジオ会」としました。サレジオとは聖フランシスコ・サレジオ、16世紀スイス・ジュネーブの司教様の名前です。今日1月24日はフランシスコ・サレジオの記念日、そして2022年は彼の帰天400周年という記念の年です。

 

聖フランシスコ・サレジオの特徴は「柔和」、そして「こうしてみようよ。神様のために一緒にやろうよ!」と人々を導く「穏やかさ」でした。ドンボスコはこの「一緒にやろうよ!」の気持ちにとても共感したので自分の修道会を「サレジオ会」と名づけました。

 

サレジオ学院という名前は、ドンボスコそして聖フランシスコ・サレジオに由来しているわけです。サレジオという言葉は単に学校の名前ではなく、サレジアンの皆さんの生き方のアイデンティティを表します。自分に与えられた召命を実現しながらよりより社会を作っていくことを「一緒にやろうよ!」と聖フランシスコ・サレジオから招かれているわけです。

 

このように聖フランシスコ・サレジオの想いは、共鳴し、ドン・ボスコに届き、さらにそこからサレジオ学院に通う皆さんの元へと脈々と流れてきました。物語は続いているわけです。The story goes on . . .