2023年06月19日

高校進路講演会「留学のススメ」

本校卒業生であり、コロンビア大学大学院・東アジア地域研究科に進学予定の永田悠貴さん(53期生)をお招きして、「留学のススメ -サレジオと海外進学-」という演題で、高校生対象の進路講演会を行っていただきました。

進路講演会2023留学のススメ2 進路講演会2023留学のススメ4

いま日本は、世界から「沈みゆく船」と思われているという、未来ある高校生にとってショッキングな内容から講演は始まりました。我々サレジアンは「沈みゆく船」とどのように生きていくべきか、永田さんの答えは「助けを求めている人たちの声に耳を傾け、船を底から支えられるような人になる」でした。

 

一般的によく言われる日本人の特徴は「周りの目を気にするばかりで、価値観が希薄である」というものですが、サレジアンは6年間のサレジオ生活の中で「地の塩・世の光となり、社会を支えていく」という価値観を身につけます。永田さんご自身も、サレジオ学院のフィリピン語学研修に参加した際、スラムを見学した時に出会った少女の瞳が、今でも忘れられないそうです。

 

「沈みゆく船」をこのままにしておくわけにはいかない。サレジアンだからできる事がある。永田さんは、在校生に向けて、まずは日本社会を相対化してみるために、海外留学をすることを勧めます。

 

韓国や中国の学生が積極的に海外に留学するなかで、日本人の留学生は本当に数が少ないそうです。永田さんが進学される、コロンビア大学大学院・東アジア地域研究科も、日本人は数年に一人だそうです。

 

「サレジオから世界へ」この講演を聞いて、海外への進学を考えてくれる在校生が一人でも増えたらうれしいと、永田さんは講演を締めくくりました。

 

在校生一同、永田さんの講演を熱心に聴き、質疑応答の時間では、時間を延長しても質問が途切れず、後日メールでお答えをいただくことになる程でした。

 

「25歳の男づくり」というスローガンを掲げるサレジオ学院において、23歳の永田さんの講演は、将来のビジョンを持つために、大変参考になったのではないかと思います。

 

永田さん、在校生のために時間を割いて素晴らしい講演をしていただき、どうもありがとうございました。

 

進路講演会2023留学のススメ1