「夢」「希望」「抗うこと」「世界の秘密」

2024年度のサレジオ学院のテーマは「夢」です。皆さん一人一人が思い描く「夢」は勉強、部活、委員会活動などで実現しているでしょうか?少なくとも私が見ている中で本当に多くの諸君が「自分のやりたいこと」を真剣に追求し、それを実現している姿を目にしています。ここ数年でサレジオ生のクオリティは格段に上がってきていると実感し、皆さんのことを誇りに思います。皆さんが自分の「夢」を実現していこうとすることが実はドンボスコの夢、そして先生たちの夢なんですね。

 

「夢」の実現には当然その途上での苦しみや葛藤があります。何かやり遂げた、あるいは少なくとも道筋が見えているならば、その前にあった色々な苦労を挙げることができると思います。それを克服してきたからこその「今」です。

 

3学期の始業式ではアニメの『約束のネバーランド』のストーリーを追いながら「抗うこと」についてお話ししました。「希望」を投げ出さずに、それを目指すために「抗うこと」。サレジオの皆さんなら「抗うこと」の意味に納得してくれると思いました。

 

「抗っても続ける」エネルギーは「希望」ですが、その思いが希望となる理由はその思いが自分にとって意味あることだからです。他の人はどう思うか分からないけど、自分には「ストンと落ちる境地」とでも言ったらいいでしょうか。別の表現で言えば「地球の秘密」とでも言えるかもですね。「地球の秘密」という言葉はドーキンス博士の言葉にも新海誠さんの映画『天気の子』にもありました。そしてVaundy(ヴァウンディ)の楽曲にも『世界の秘密』という曲があります。スローなペースの曲の中に結構考えさせる歌詞がたくさんあります。彼のいう「世界の秘密」とは?  次回ヴァウンディの『世界の秘密』についてもちょっと考えてみたいなぁと思います。皆さんもPV見てみてください。