2014年03月15日
中学3年卒業証書授与式
本日、中学教育課程を終えた52期生が卒業式を迎えました。
卒業生入場
吹奏楽部演奏の「威風堂々」で卒業生が入場します。
開式のことば
佐藤教頭より開式が宣言されます。
卒業証書授与
担任から182名の氏名が呼ばれ学校長からひとりひとりに証書が手渡されます。
賞状ならびに賞品授与
理事長賞:小竹康平くん
優等賞:浅川祐樹くん、高島侑也くん、渡邉修くん、浅井雄大くん
皆勤賞22名、精勤賞55名
部活特別賞:テニス部10名
学校長のことば【要約(後日再編集)】
中高一貫教育で実感が湧かないかもしれませんが、新しいスタートの節目として捉えてください。
ある少年の話をします。1935年生まれの小澤君は、家族も応援するピアニスト志望で成蹊学園に入学、そこでラクビーに出会い、親に内緒でラクビーの練習を続けますが試合で手の甲を骨折、顔面も強打して入院。当然、親からはこっぴどく怒られます。ピアニストの道が遠のくとき、ピアノ教師から音楽に携わるなら指揮者という選択肢があることを知らされます。世界的な指揮者小澤征爾氏が誕生した瞬間です。
失敗を失敗で終わらせずに、失敗との向き合い方で将来の人生にプラスになると思います。今日の式に相応しくない単語かも知れませんが、これから困難な場面に遭遇しても、前を向ける気持ちを忘れないで下さい。最後に、聖書からの言葉を引用します。
「…わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。」(マタイによる福音書28章16~20)
ご卒業おめでとうございます。
理事長挨拶【要約】
皆さんの義務教育は今日で終わりました。義務的な気持ちで高校進学を迎えないで下さい。皆さんは、何のために勉強するのでしょうか。
①「幸せ」は向こうから来てくれません。不慮の事故など経験した事のない事態への対処は、自分で解決していくしかないのです。それには、高校での学びが不可欠でしょう。
②「支え合う」事は、大震災のときに不安になった経験が薄らいでいるときに、もう一度思い出すべきでしょう。単に勉強だけをするなら、通信教育などの方法もあり学校へ来る必要などないでしょう。人との助け合いから多くの事を学べるはずです。
③最後に、クラーク博士の言葉を引用します。
『青年よ、大志を抱け!それは金銭に対してでも、自己の利益に対してでもなく、また世の人間が名声と呼ぶむなしいものに対してでもない。人間が人間として備えていなければならぬ、あらゆることをなし遂げるために大志を抱け』
イタリア研修がまもなく始まります。生誕200年を迎えるドンボスコの息づかいを感じてきて、これからの高校生活を実りあるものにする起点にして下さい。本日は、おめでとうございます。
校歌と聖歌「神ともにいまして」斉唱
閉式のことば
唱歌「蛍の光」卒業生退場