「ご訪問」のマリア様の心 見えないものを察する心

おはようございます。
みなさんが親戚からこんな知らせを受けたとします。

「もうすぐ赤ちゃんが生まれるんだよ。」

どんな風に感じますか?

「赤ちゃんは男の子かな?女の子かな?

名前は何だろうか?」でしょうか?

実はマリア様も同じような連絡を受けました。

天使からです。

「あなたの親戚のエリザベトは赤ちゃんが

授かっています。もう6ヶ月目になっています。」

ルカ福音書の有名な天使のお告げの箇所ですね。

マリア様の反応はどうだったでしょうか。

マリア様はすぐにエリザベトのところに

駆けつけました。

これからお母さんになるエリザベトは

体調のこともあり、いろいろ助けが必要になるだろう

と感じだからです。

そして自分に何かできることがあれば

お手伝いしてあげようと思ったからです。

女性ならでは心遣いですね。

私たちはなかなかそこまで気がまわらないでしょう。

大切なことは天使は一言もマリア様に

「あなたはエリザベトを助けに行きなさい!」

とは言っていないことです。

マリア様は何も言われないのにエリザベトには

助けが必要だと察したわけです。

「察する心」ここがポイントです。

教会では今日はこのマリア様の心を思い起こす日、

「聖母訪問」のお祝い日です。

私たちも毎日の生活の中で直接目の見えるもの、

耳に聞こえることの向こう側にある

誰かの必要を察する心、

これをマリア様に学びましょう。

隣の人が困っている時、それを察し、

アクションに移せるようになりたいものですね。