3年前の震災のとき何をしていましたか

忘れない

東日本大震災から3年が経ちました。

まだまだ震災の傷跡は東北とそこに住む人々の生活、心に残っています。復興の道のりはこれからも続きます。

この数日テレビでは震災について多くの特別番組が組まれています。それだけ風化に対する危機感があるからだと思います。私たちも自分の生活を通してこの震災を捉え直していきたいと思います。

安定した、安心した,便利な生活はいつも保証されているものではありません。当たり前ではないという気持ちを持つとき、それを大切にする心が育ちます。

3月11日にあたり、もう一度三年前の自分、家族。状況を思い出してみましょう。そしてこれからの生き方についても考えてみましょう。

 

今日は地区別防災集会を開きます。

これも何かあったときの備え、大切な機会です。同じ地区にどんな先輩や後輩がいるのか。お互いに顔を覚えていると何かあった時お互いに助け合うことが出来ます。

実際3年前には同じ経路の先輩が後輩をしっかり見守ったということがありました。それも顔を知っていることから始まるでしょう。今日の集会を大切な機会として捉えてください。

 

それでは日本カトリック教会で唱える東日本大震災被災者のための祈りを唱えます。一緒に心の中でいっしょに唱えてください。

父である神よ、
すべての人に限りないいつくしみを注いでくださるあなたに、
希望と信頼をこめて祈ります。
東日本大震災によって今もなお苦しい生活を送り、
原発事故によって不安な日々を過ごす人々の心を照らし、
希望を失うことがないように支えてください。
また、亡くなられた人々には、永遠の安らぎをお与えください。
すべての人の苦しみを担われたキリストがいつもともにいてくださることを、
わたしたちがあかしできますように。
わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン

 

ご唱和ありがとうございました。

鳥越政晴