「お早うございます。」も「ありがとうございます。」も
挨拶
ある朝、北山田の駅から電車に乗ろうとして気付いたのですが、一人の駅員さんが改札口に立って、大きな声で「お早うございます!」と挨拶をしていました。
私は、普段電車に乗らないので知らないのですが、あれはいつものことなのでしょうか。
それにしても気になったのは、だれも返事をしていないことです。乗る人も、降りてきた人も、…だれも。
これが当たり前だとしたら、人々が互いに愛し合うことなどいつ実現するのでしょうか。
マザー・テレサは言いました。
「愛の反対は無関心です。」
また、ある日の夕方、校門の前に立ち帰宅する生徒を見送っていた時のこと、さる御婦人に声を掛けられました。
「バスを降りて行くサレジオの生徒さんの中に、毎日、『ありがとうございました』と挨拶をしてから降りる子がいます。毎日ですよ。偉いですね。なかなかできないことです。」
これが当たり前になれば、すぐにでも、互いを思いやる社会を作り始めることができます。
既に勇気ある人々が始めている良い業を、当たり前にしていく為には「後に続く人々」が必要です。
今日、あなたが続くとしたら半年後には大きな流れになっているでしょう。
さて、今日からでも後に続きましょうか。
それとも、また新たな良い流れを作り始めましょうか。…えっ?両方?
榎本飛里