「生きる力」
「国際空港にあるカレーショップには、チキンカレーの店が多い」という話をしてくれた人がいます。「はぁ?朝から何の話だぁ?」と思った人もいるでしょうが、…まあ、カレーの話です。で、なぜチキンカレーの店が多いのでしょうか?話をしてくれた人は、理由というか原因というか、つまり彼なりの分析をして、それを解説してくれたのですが、私はそれを聴いて「なるほど!」と感心してしまいました。どんな説明だと思います?ちょっと考えて見てください…っと、本当はじっくり考えて欲しいのですが、時間が限られていますのでさくっと行きましょう。それは…
それは「ビーフカレーはヒンズー教徒に、ポークカレーはイスラム教徒に食べて貰えないから」というものです。「なるほど!」と感心できた人は、国際社会のイメージが出来ていて、諸宗教に関する知識を備えている人。つまり、解答に至るポテンシャルを持ち合わせている(=可能性を秘めている)人です。すばらしい。しかし、惜しくも回答には辿りつけなかった。このように、「問題解決のための知識は十分だが、それを活かす方法を知らない」という人、結構いるのではないでしょうか。
人間、知識だけでは使い物になりません。それをどのように、いつ、どこで、何のために活かしていくのかを弁えること。それが知識を「生きる力」に変えて行く。そして、この「生きる力」はスキル=技術として学ぶことができるのです。本日から始まる第四期「未来塾」は、まさにそのチャンス!サレジオ祭の準備で忙しいでしょうが、将来のために、5分だけでも覗きに来ませんか?お待ちしています。