「目的は何だった?」
電車の中でタバコに火をつけようとしている人を見かけたら、あなたはどのように注意しますか?
ハイ、「注意しない!」と即答したあなた、条件違反で失格…。
今回、目的は喫煙を思いとどまらせること。そして目標は、なるべく平和的に解決すること。
ここでは、悪い例を紹介しましょう。「いい歳して電車内は禁煙だって知らないんですか、何て非常識なんだ!」これ、目標の平和的解決とは程遠いばかりか、目的も達成できない可能性があります。なぜって、皆さんも自分を頭ごなしに否定する人の言うこと、従いたくはないですよね?…と、これほど典型的でダメダメなやり方ですが、実際にはこういう注意の仕方、結構見かけませんか。(ごめんなさい…それは私です。)
ところで、なぜこのような行動をとってしまうのかというと、一つには怒り(この場合義憤ではありますが)が挙げられます。怒りが当初の目的を見失わせ、「正義=自分の正当性を主張する」ことが目的になってしまう。しかし、熱くなってはゲームに勝てません。「正義のゴリ押しは愛の欠如」と知ってはいても、ヒートアップすれば実践が難しいものです。
ですから、目的と目標とをしっかりと意識し続けること。盛り上がっていても冷静さを保つこと。難しいからこそ、努力して行きましょう。期末試験の準備に当たっても目的と目標をしっかりと、ね。
因みに、よい例はプリントを各教室に掲示していただきますので、参考にして下さい。