2020年03月18日

修了式の話

まずは世界でコロナウィルスで苦しんでいる人々のために祈りを捧げましょう。ご一緒に「主の祈り」を唱えましょう。

 

こうして皆さんを学校に迎えるのも二週間ぶりです。なんとか学校での終業式ができます。校門で元気に登校してきた皆さんの姿を見てうれしく、また安心しました。やはり皆さんがいて初めてサレジオなんだと改めて思いました。とはいえ皆さんもこの二週間ある意味非常事態、普段と全く違った日々を過ごし、こんなこともあるんだなと思ったかもしれません。みんながこうして集まれることも実は当たり前でないのですね。

 

この二週間先生たちは会議しながら皆さんのために何ができるかを真剣に考えてきました。私にとってもこの二週間は状況がどんどん変わる中、唯一の正解がない中で最適解を模索する毎日でした。「自分なりの答えを出すために考える」ことはなかなか精神力がいるものだと改めて思いました。そしてそのために「謙虚さ」が必要だと感じました。「謙虚さ」とは「自分は無力だ」と思い知ることです。どんなにサレジオを通常通りに戻したいと思っても状況はそれを許しません。自然を前にして人間は無力です。あと一つ「謙虚さ」とは「話し合うこと」です。みんなと話し合っていくと不思議に最後にはストンと落ちる結論が見えてきます。「謙虚さを持って最適解を考えること」を学んだ二週間でした。

 

長年サレジオで皆さんを教えてくださった先生で今年度末をもって退職される先生がいらっしゃいます。例年ですとシアターでご挨拶をいただくのですが、今年はお名前を読ませていただくだけでご勘弁をいただきたいと思います。飯島先生、酒澤先生、高山先生、横田先生、金井先生、上村先生です。先生方には本当に感謝申し上げます。そして学生の皆さんは先生方にお会いした時感謝とご挨拶をしてください。

 

さてこれから担任の先生からのお話があるでしょうからしっかり聞いてください。特に中1、中2の皆さんはこれからの連絡ツールであるgoogle の使い方の説明がありますから、よく聞きしっかり理解してください。また春休みで皆さんとは会えなくなりますが今後のことに関して連絡がネットワークを通していきます。一斉メール、学校のホームページやGoogle classroom など毎日確認するようにしてください。それでは春休みを計画をもって有意義に過ごしてください。4月になり新学期またサレジオで会いましょう!