2024年11月21日
「慰霊祭」
全校生徒を対象に「慰霊祭」のミサが、本校ドン・ボスコシアターにて行われました。
カトリックでは、11月は「死者の月」とされ、亡くなった方々のために特に祈りを捧げる時期とされています。サレジオ学院では、この11月に慰霊祭のミサを行い、生徒たちの身の回りでこの1年間に亡くなった方々のお名前をお呼びし、全校生徒で祈りを捧げました。
また、ミサの前後には、中学生と高校生それぞれを対象に、命の尊さを考える講演会をそれぞれ時間を分けて実施しました。講師には、清泉女学院大学・大学院の稲葉景教授をお招きしました。稲葉教授はカトリック中央協議会HIV/AIDSデスクの運営委員も務めており、今回はカトリックにおける「命」への視点を語っていただきました。
中学生には、「死」に焦点を当て、安楽死を肯定せず「人間らしいケア」を行うホスピスの取組みを中心にお話しいただきました。一方、高校生には、生殖のメカニズムや人工中絶についてのカトリックの見解を軸に「生」‐「性」‐「聖」という3つの「セイ」に関する考察を深めるお話をしていただきました。
慰霊祭での祈りと稲葉教授のご講演をふまえ、今日という一日を、命について考える大切な一日にしてほしいと願っております。