2014年04月07日
1学期 始業式 & 対面式
本日、1学期始業式を行いました。今年度 一緒に学校生活を送る 中1から高3まで6学年すべての学年がそろいました。
校長先生の話【要約】
新しい学年が始まりました。新しいサレジアンをお迎えしました。新しい気持ちでこの1年を過ごすようにしましょう。 特にいよいよ受験に向けて最終学年を迎えた高3の諸君のためにも祈りましょう。(「主の祈り」)
_ 新しいスタートを始めるに当たって目標、課題というものをしっかり持ちましょう。サレジオ学院が皆さんに期待する資質 Salesian Spiritを確認しましょう。
それは3つのS。study 、solution、そしてserviceの頭文字のs。
_ study。勉強は大切です。サレジアンはこの部分で譲れません。勉強を疎かにしてはいけません。目標を立て、それが実行できたか自分で検証していく習慣を身につけましょう。 特に中学段階では生活記録をつけるよう学年で指導されています。記録を毎日付けることで何の教科をどれくらいやっているかを可視化してください。また自発的に勉強していくためにはモチベーションを持っていることが大切です。モチベーションをどうやって作るか?それは人との出会い、経験です。直接勉強と関係ない人との出会いや経験の中に、自分は自分を磨かないと行けない、勉強しないといけないと感じる。それがモチベーション、それが夢へと繋がっていきます。
きっかけは学校の中でも散らばっています。部活であったり、学校の行事です。体育祭、サレジオ祭に多くの人が関わっていってほしいと思います。体育祭、サレジオ祭にはいろんな人のいろんな才能が求められています。どうか自分の得意分野で参加してほしいと思います。
_ また未来塾という講座もあります。これは月に一回卒業生で社員の研修を行う会社を運営している中鉢さんをお招きして、行事、イベントなどを立ち上げ、運営し、成功させるかそのノウハウを学ぶ勉強会です。今年も前半はサレジオ祭実行委員の生徒の皆さんは準備のプロセスとして参加して見てください。これこそが Salesian Spirit の Solution を磨く機会です。チームで意見を出し合い、意見の一致を見つけ、予算を組み、交渉し、運営する・・・大変でしょうが、将来の「人間力」に大いに役立ちます。新しいことにチャレンジしてください。チームで対処していく時に1+1は2だけでなく、3にも4にもしていくことができます。
_ 最後のSは、奉仕の service です。色々な体験を通じで社会の中で苦しんでいる人がいることが分ります。その人に対して自分が何ができるか、そのために何を準備していけばいいのか。この体験が実はモチベーションの泉となっていくわけです。イエス様の望むような社会を作っていくよう招かれている皆さんはその実現に向けて勉強を通して自分を磨き、チームを作って解決にあたっていくわけです。被災地ボランティアに参加して見てください。また高2の23名の諸君は春休みフィリピンで語学研修に参加してくれました。ただ単に英語を学ぶだけでなく、東南アジアの繁栄と貧困の両面を体験したと思います。これをみんなの財産、分かち合っていく体験としてほしいですね。現在の自分が、将来の自分に何ができるかを真剣に考える機会としてほしいと思います。
study, solution, そして service は3つの柱ですが、それぞれが密接につながっていることを忘れないようにしましょう。
_ 話の最後で今年度皆さんに実行してほしい具体的課題を言います。それはマナー、特に挨拶です。サレジアンとして「あいさつ」を心がけるようにしましょう。昨年度みなさんにこの場で「あいさつの時ポケットから手を出して、はっきりと挨拶しよう」と呼びかけました。1回しか言わなかったけれど、その日から皆さんの登校する姿が随分変わっていきました。ポケットからサッと手を出して、挨拶をしてくれるようになりました。素晴らしいことです。今年はそこからさらにもう少し進歩しましょう。皆さんはどのタイミングでポケットから手を出すでしょうか。僕に声をかけられてあわてて、ポケットから手を出す人がいませんか?それはちょっと遅いですね。かっこ悪いです。校門には先生が立っています。そこでは挨拶することが分っています。であるならば、橋を渡り終えたあたりで、「次には挨拶がある」と前もって意識していれば、そこでポケットから手を出して、挨拶する心の準備ができます。そして自然にきちっと挨拶することができます。
橋を渡り終えたら挨拶の準備をする・・・些細なことかもしれませんが、この中にマナーの基本が潜んでいます。「前もって準備する」「前もって相手のことを考える」「前もって自分の行動をシュミレーションする」これです。この一年マナーがしっかりできるサレジアンを目指しましょう。
続いて 対面式です。新入生と高校生徒会会長と固い握手を交わしました。
サレジオ祭実行委員長から今年のテーマの発表、続いて装飾班長から協力の呼びかけ。
どんな協力の呼びかけがあったのかは、サレジオ祭当日までのお楽しみ。