『滲み出る優しさ』
サレジオ祭、お疲れ様でした。サレジオらしさがとても良く出ていて、素晴らしいと思いました。
オープニングのアカデミアから始まって後夜祭まで、アーチも装飾もイベントも全てが素晴らしく、また、一人ひとりの実行委員が、少しでも多くのサレジアンを巻き込んで喜びを共有しようと、心を砕いているのが手に取るように分かりました。人の心と心が繋がれていくのを見ると、幸せになります。
心を一つにすること、多くの人に輪を広げていくことを意識するだけで、それが自然と表現に滲み出てくる。人に伝わる。…押しつけがましい自己主張とは訳が違います。素晴らしい。
サレ祭直前に「お互いへの感謝を」という話をしましたが、ひょっとしたらサレ生には無用なアドバイスだったのかも知れません。ちゃんと、サレジオ精神が息づいているのを感じる事が出来ました。そして、「これだけ遣り尽くしたら、バッチリと切り替えができるな」と思いました。
君たちが素晴らしい人間性を備えていることは分かりました。「自分とは一体どのような者であるか」という自己の召命を知るための材料も、いくつか見つかったのではないでしょうか。今度は、磨きをかける番です。社会で活躍するための作戦会議、あるいは、本来の自分を活かすための準備として、勉強に情熱を注ぎましょう。そこで、弟子たちに向けたキリストの言葉を、皆さんにもプレゼントします。
あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと、わたしがあなたがたを選んだ。
(ヨハネ15,16参照)