さて、前回の「学ぶな!考えろ!」に引き続き、今回は「考えるな!感じろ!」です。いきなり超有名なフレーズを出してしまいましたが、若い世代は知らない人も多いので簡単に説明しますと、これは映画『燃えよドラゴン』の中で、カンフーの達人(ブルース・リー)が弟子に与えたアドバイスです。

 

「月を指さしておいて指に注目したら、その先にある天的なものは何も得られない」的なフレーズが続きます。このフレーズ「考えるな!感じろ!」は、有名になり過ぎて様々な解釈が飛び交っていますので、どさくさに紛れて私も自説を展開させていただこうと思います。

 

これはつまり、突然の問題に直面した際、(映画では格闘家の会話ですから、実戦の場においてと言い換えてもよいでしょう。)その時になって初めて、どのようにしようか考えても、それでは後手に回ってしまう。予め十分に修練を積んでおき、「イザ!」というときには自然に行動できるように備えておくことが肝要だ。危急の場面にあっては、あれこれとうろたえるのではなく、自分が積み上げてきたことを信じて自然に振舞うように。という意味ではないかと…。

 

結局、学ばなければ考えるための材料は揃わないし、考えて実践を重ねなければ無意識レベルでの処理能力を発揮することはでない。ショートカットを試みるよりも、一つひとつこなしていくことが大事なようです。

 

みなさんは、まずしっかりと学び、繰り返し深く考え、そして、様々な問題解決に取り組み、サレジアンとして人々を救う男に育ってください。特に今回のコロナの影響。あまりに想定外すぎて、多くの人が「学ぶ・考える」レベルでてんてこ舞いしています。

 

どうでしょう。このコロナの問題にどのように対処したらよいか。どのような場面で何に向けてでもいいです。アイディアを出し合ってみませんか?下記のメールアドレスに、件名を「〇〇期(あなたの氏名)コロナ対策」として、気軽に送ってみてください。まじめな取り組みからユーモアのあるものまで、面白いアイディアがあれば紹介したいと思います。みんなの知恵を持ち寄りましょう。

 

コロナ対策アイディア募集メールアドレス:beat-corona-ideas@protonmail.com

 

それでは、また。