「救いの体験」
2階のホールにプレゼピオが飾られました。クリスマスを待つ季節=待降節と、クリスマスのお祝いの季節=降誕節に設置される、イエスさまの生まれた情景を表現した、いわゆる馬小屋の飾りつけです。サレジオ学院では、色々な事情から、毎年フライングで早めに飾られていますが、やはり季節感があって良いものですね。
教会ではプレゼピオの他にアドベント・リースを飾る習慣もあります。常緑樹の葉を丸く束ね、4~5本のローソクを添えたもので、待降節第1主日(日曜日)から順番に1本ずつローソクを灯していき、最後に4本もしくは5本のローソクが灯ります。今、学校掲示板に貼られているバナーの中のリースも、来週には1本目に火が灯ることでしょう。
このようにお祝いの日がだんだん近づいてくる…という雰囲気はとてもワクワクするものです。しかし、一方で忘れて欲しくないのが「そのような喜びを共有する余裕のない人々」の存在。サレジオ生であれば、自分が幸せな時にこそ、周囲の人々に対するより一層の配慮が期待されています。
バナーに添えられているのは「救いを待つ人々に寄り添いながら、救い主を迎える準備をして行こう」という言葉。もしあなたが「神の救い」というものに疑問を持っているとしたら、まずは「人が救われる現場に居合わせてみる」のが良いでしょう。しかし、そのためにあなたはどこへ行けばいいのでしょうか?そこであなたは何をしたらいいのでしょうか?
「救い」は、自ら探し求めない限り見出すことはできません。