『自分で考える』 その1
今年度最初の榎本神父の「朝のはなし」です。中1のみなさんはサレジオ学院に少しずつ慣れてきた頃かと思いますが、「朝のはなし」ではチョッと他では聞けないような「サレジオならでは、の話」をたくさん聞くことができます。
神さまに呼ばれてサレジオに来たからには、この時間をしっかりとモノにしてください。何事も、真剣に取り組まなければ見えてこない次元というものがあります。見ようとしない人たちが決して見ることのできない貴重なもの。見てみたいとは思いませんか?
さて、今日のお題は「自分で考えられるようになろう!」です。「え?自分で考えているけど…?むしろ自分でしか考えてないよ。その証拠に、自分のことしか考えてないし」なんて冗談はさておき、みなさんの多くは「考えるために何が必要か」すら分かっていません。違いますか?
たとえば、小学校では先生の質問に対して即答する生徒の方が、いつまでも考えている生徒より高く評価されていませんでしたか?これって「考えない習慣」を育ててしまうシステムですが、それに気づいていましたか?
「自分は知っている」と思い込んでいる人は考えることをしません。また、それ以上知ろうともしません。逆に「自分はなんて無知なんだ」と考える謙遜な人は貪るように学び、考え、どんどん成長して行きます。
まずは、自分たちが「考えない習慣を叩き込まれてきた」ということを認めてしまいましょう。「では一体どうすれば良いのか」について、今後シリーズでお送りしますので、期待していてください。