皆さんはPBL(Project Based Leaning)について聞いたことがあると思います。問題解決型授業とか訳されていますが、逐語的に言えば「プロジェクトの実現に向けて活動しながら、必要な知識や技術を習得して行くこと」です。詰込み型の学習と比較して、思考力 知識の定着度 応用力 表現力 情報リテラシ(正誤の判断力)を伸ばし易いと言われています。

 

サレジオ学院では、体育祭・サレジオ祭・パジェント・部活運営・委員会活動・論文制作等々、大きな活動から日常的な活動に至るまで、様々な形でPBLが実施されています。これらの活動は、サレジアンをよりサレジアンらしく鍛え上げる、大切な役割を果たしています。

 

ところで、生徒や、時には指導者も、その活動の目的・意味・将来的実りを理解していなければ、それは「ただ、やらされているだけ」になってしまいます。実りが見えないので「意味や価値が無い」と思い込み、目的を見失い、良い結果を出せない…という悪循環に嵌ってしまいます。しかし、初めから目的・意味・価値が無いのではなく、見失ったに過ぎません。

 

「何事も愛によって行おう」という学校目標も、本気で取り組めば物凄い共鳴を生み出すことができます。本気で取り組んだ人にしか分からない実りを体験するために、まずは何か一つ、本気で取り組んでみましょう。物事に本気で取り組む習慣を身につけましょう。