卒業生の背中
昨日、卒業式が行われ59期生181名が卒業していきました。その際、卒業生代表の答辞が素晴らしかったので、ホンの一部ですが中学生のためにご紹介します。高1・高2の皆さんは再度噛みしめてください。
私たちは明日から、別々の方向に向かって歩き出します。その先にあるものは、「自分は何者か。」「自分は何のために生まれてきたのか。」という、自らの召命です。今の日本社会を見ていると、所得格差や少子高齢化などの社会問題、そしてそれらを解決するべき政治家たちの汚職など、自分自身、そして自分の国の将来に不安を抱える日々が続いています。そして国際社会を見れば、二つの戦争と、数えきれない地域紛争とクーデタの連続。混乱の続く世界の中で、飢餓や貧困に喘ぐ人々の数は増え続けています。この国、この世界を変えることが、今後の社会の担い手である私たちには求められるでしょう。何を思い、どう行動するのか。今年で成人になった私たちには選ぶ権利と義務があります。ここにいる五十九期の皆、全員が自分の思う召命に向かって突き進んでくれることを切に願います。
まさにサレジオ教育の結晶のような、立派な男たちが数多く育ち、そして巣立って行きました。特に、同期の仲間をサレジオ家族として、…手を取り合って世界を変えていく同志として捉えている点が素晴らしい。
中学生のみなさん。君たちもいずれはこのようなイケメンになります。クラスメートと諍いを起こしたりする「お子ちゃまな時期」というのは、それはそれで大切なのですが、しかし、長く留まるモノではありません。一日も早く、「真のサレジアン」になってください。