サレジオ精神を先輩から後輩へ
前回…と言っても4月23日(火)のことですが、サレジオ学院の考える「教育共同体」というものについて説明しました。大分時間が経ったので再度説明します。サレジオの考える教育共同体とは、生徒たちの成長、特に心と魂の成長のために、生徒自身・家庭・学校の三者が一丸となって協力していくチームのことです。チームですから当然、「生徒たちの心と魂の成長」という目的を共有しているわけですが、時にはこれを見失う人も出てきます。だから、こうして繰り返しお話しています。
さて、学校としてはこの目的達成に向けて、特に価値観教育と召命教育を重視していますが、今回は、教育共同体の目的をシッカリと見据えて、自分の役割を完全に理解している先輩の言葉を紹介します。野尻湖林間学校でヘルパーを務める予定の高校1年生の文章です。中1の時、コロナで野尻湖に行けず悲しい思いをした一方で、昨年ヘルパー養成キャンプで仲間との絆を深める喜びを経験した生徒です。
「…その喜びを全ての65期生が感じられるように、僕もその手伝いをしたいと強く思っています。幸い僕は野尻湖聖書学校というサレジオ会のイベントに過去に2回ほど参加したことがあり人一倍野尻湖には慣れていると自負しています。その機会や経験に感謝して、中学一年生のみんなが仲間との絆を深められる喜びをより大きな物にする手伝いをさせてください。これは僕の召命だと思っています。常に若者に奉仕する。そんなサレジオの精神を果たしたいです。」
皆さんも是非、教育共同体の一角を形成し、カッコいいサレジアンになって下さい。