ある方の体験談です。スーダンでの仕事を終えて、ポートスーダンで飛行機に乗り込み、あとは帰るだけとホッとしたのも束の間、突然、機内が物々しい雰囲気に…。一目で軍人と分かる男たちが乗り込んで来ると、「誰かひとり、席を開け渡せ!」と怒鳴ります。どうやら軍の偉いさんが、急用のため、どうしてもこの飛行機に乗らなければならない様子です。すると、銃を持った男と眼が合ってしまいました。「え?何で俺?」と思いましたが、肌が黒い人やターバンを巻いた人々の中で、日本人に目立つなと言う方が無理な話。促されるまま飛行機を降りたそうです。もちろん納得は行きませんが、こうなったら慌てても仕方がないので、翌日の便で帰る決意を固めました。
 ところが、翌日のニュースを見てビックリ。彼が乗るはずだったその飛行機、川に墜落して多くの死者を出したというのです。みなさんは、この話を聞いて何を考えるでしょうか?
 わたしは宗教家ですから、印象的な出来事の中に「神さまのメッセージ」を見出そうとする習慣があります。印象的な出来事に限らず、何気ない日常にあってもアッシステンツァを欠かされない神さまですが、印象的な出来事の中には特に強いメッセージが見つかります。
 今回は、敢えてわたしの考えをお話しすることはしません。しかし、あなたの人生の物語の中で、神さまはどこにいて、どのようなメッセージを発信しているか、時々、考えてみることをお勧めします。これに気付けるようになると、きっと次から次へと見つけ出すことができるようになります。それは「幸せの糸口をつかむこと」になります。
 是非、試してみて下さい。
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