先日、「神の愛の宣教者会=マザー・テレサの修道会」が行う炊出しボランティアに、サレジアンを伴って参加して来ました。みなさんが「お米一合の日」に寄付して下さったお米をお届けし、それがどのような形で被支援者の方々に届くのか、確認して来ました。
 さて、ボランティア体験の素晴らしさについては今さら説明するまでもないとして、サレジオ学院がみなさんにボランティアをお勧めする時、そこにはサレジオ学院独自の思いがあります。それは、ボランティア体験を、「自分の召命を見つめる機会にして欲しい」というもの。今回、院長シスターが何度も強調されていたのが「大切なのは、どれだけ大きなことをするかではなく、小さなことにどれだけ大きな愛を込めるかです。」というマザーのことばだったのですが、その通りに「心を込めて」救いに携わる経験をすると、その人の価値観や世界観に大きな変化が現れます。今回の参加者も「ものの見方が変わった」と感想を述べています。価値観や世界観が変わると、翻って自分自身の見方も変わります。視野が広がり、自分を観る眼が変わり、新たな可能性に気付き始める。こうして、あなたの召命感は何度でも塗り替えられることになります。
 そう。召命は変化します。あなたが成長すれば、より大きな役割が与えられる…当然のことです。サレジオ学院が提供する様々な機会をどのように活用し何に気付いていくのか?これこそ、召命を見出すためのポイントです。成長する前の未熟な眼力で、ボランティア体験の実りを低く見積もるのは間違っています。自分をより深く知るために、様々な「心のこもった」体験を重ねて行きましょう。
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