気づき
感謝
カトリックの世界では、5月はマリア様の月と定められています。サレジオ学院でも、聖母祭と母の日のお祝いとを関連づけて、また日頃お世話になっているすべての人々への感謝を表現するために、毎年、感謝祭を行っています。今年は29日(木)です。
ところで、感謝って一体何でしょうか。こんな時に、インターネットは便利ですね。しかし、ネットで検索してみると「感謝とは、感動して謝ること」などという、ちんぷんかんぷんな解説をしている記事がたくさん見つかります。このように、間違った解説が広がりやすいのもインターネットの特徴ですから、十分に注意して下さい。感謝の謝は「謝ること」ではありません。では改めて、感謝とは一体何でしょう。…榎本神父ですから、当然、簡単に回答は出しません。自分で確認してください。
次の質問に移ります。感謝している人と感謝できないでいる人と、どちらが幸せでしょうか。…今回は、回答を待つまでもありませんね。では、両者の違いはどこにあるのでしょうか。言い換えましょう。もし、あなたが今、様々な事柄や人々に対して感謝の気持ちを持てないとしたら、それは何故でしょう。こういったケースは、原因が千差万別で「それは○○だからです」と一言で言い表せるものでもありませんが、多くのケースに、特に若者に多く当てはまる原因のヒントを一つ。それは「気づきの問題」です。あなたは単に、感謝すべき事柄に気づいていないだけなのかも知れません。
繰り返し言いますが、幸せになるにはある種の技術(スキル)のようなものが必要です。具体的にどうすればいいのかは、直接訊きに来てください。コミュニケーション・ルームで待っています。
榎本飛里