2013年11月20日
何も心配しなくていいのだよ!(「ドンボスコのことば100」のNO.45)
「人事を尽くして天命を待つ」という格言があります。
これは「人間の能力でできる限りのことをしたら、あとは焦らずに、その結果は天の意思に任せる」ということです。
学校の正門脇にある掲示板に今、ドンボスコの言葉を掲示していますが、どんな言葉なのか思い出せる人はいますか。
「人事を尽くして天命を待つ」にちょっと似ているかも知れません。
その言葉は、 『何も心配しなくていいんだよ!』 というものです。
「神様に信頼を置く人はどんなことに対しても心配することはないんだよ」という神様の摂理に信頼を置くようにとの励ましのことばです。言い換えれば、自分の能力のみを信じ過ぎて、お任せすることを恐れたり、自分の望みだけに固執してしまって、思い通りにいかないことにイライラしてしまうことへの忠告でもあります。
私たちには限界があります。
そして自分の望み通りにならないこともたくさんあります。
そんなとき、自分の内側だけに向いている目があったら、その視線を自分の外にも向けてみましょう。
自分だけに頼るのではなくて、お任せするという姿勢を持ちたいと思います。
北川純二