2013年09月11日

見慣れた風景

半月ほど前のことです。

兄弟校である宮崎の日向学院から、先生がお二人、研修会のために上京なさったので、調布サレジオ神学院にある「チマッティ資料館」を案内しました。
私にとってその展示資料はすでに見慣れたものであって、ことさら熱心に見学しなくても・・・と思っていました。

加えて、その日は時間的な余裕がなかったので、ゆっくりと見学というわけにもいかなかったのですが、お二人の先生方は展示資料をとても熱心にご覧になっていました。

 

お二人にとっては初めてのチマッティ資料館です。

しかもチマッティ神父様は日向学院の創立者、初代校長でもあります。

熱が入るのは当然でしょう。

私のほうは時計とにらめっこしながら、どのタイミングで引き揚げようかと、そのことばかり考えていました。

ただ、そんな風に思いながらも、新しい発見をしたりもしました。

 

さて、サレジオ祭が近づいてきましたが、初めてサレジオを訪れる人にとっては、サレジオの全てが新鮮で興味深いものだろうと思います。

私たちにとっては当たり前の風景が、来場者にとってはかけがえのない印象を与えるものになります。

 

普段は当たり前だと思っているサレジオの精神は、私たちが思っている以上に素晴らしいものだということに気づいてください。

そして、そのサレジオの精神、ドン・ボスコのこころを、学校に訪れてくださる人たちと共有することができれば、サレジオ祭は必ず成功することでしょう。

 

北川純二