中学1年生は先日自分専用の聖書を手に入れました。これで全学年が聖書を持っていることになります。中学1年生はこれから聖書の内容を学びますが、先にどんどん読んでいって欲しいと思います。授業だとぶつ切りで説明するので、一つの話の内容を味わうことが困難で、その為に面白みや興味が半減するかもしれません。これは他の学年の皆さんが経験したことだと思います。

 

これから聖書に触れる中学1年生に興味を引く個所を案内しましょう。映画や紙芝居、DVDにもなっている物語が幾つかあります。「天地創造」、「ノアの箱舟」「バベルの塔」、「エクソダス(エジプト脱出物語)」「十戒」などです。

 

特にエジプトから脱出するきっかけとなった「10の災い」は忠実に表現されていて恐怖を覚えます。新約聖書にしばしば出て来る祭りは、エジプト脱出を記念する祭りで、現在もユダヤ教の三大祭りとして祝われています。他の学年の皆さんは未だ足を踏み入れていない箇所を読み進めてください。驚くような発見をするかもしれません。

 

最近の事ですが、私は正直驚きました。1章2章が普通ですが、A章とかB章が出て来るとは。 確か限りある寿命や善悪の知識は神との約束を破った罰として与えられたはずなのに…、「なぜ? 神様から与えられた恵みになっているの?」など。

 

また現在使われている言葉や言い回しの中には聖書が由来となっているものがあります。「豚に真珠」「目からうろこ」なんて、どんな話からきているのでしょうか。人間の才能や能力を指す言葉「タレント」の由来の話は?など。さらに、この話を土台にしてあの映画が・或いは、あの小説が、あのゲームが・・なんて新たな発見があるかもしれません。

 

皆さんに一つのチャレンジをお勧めします。これは私自身が若い頃チャレンジしたことですが、聖書の最初から毎日1章ずつ読んで味わっていくことです。続編が無い旧約聖書だと3年ちょっとかかりました。続編付きの旧約聖書だとどうでしょうか。現在挑戦中です。新約聖書は1年ちょっとかかりました。未だ発見されていない宝を見つけるかもしれません。試してみてください。

 

今日も一日、良い日でありますように。