ワールドカップも日本代表の活躍で盛り上がっていますが、試合となると話題となるのがMVPですね。MVPはMost Valuable Player という3つの単語の頭文字を並べた略語であることはみんな知っていると思います。MVP のように頻繁に使用される略語に関しては先日シンガポールで行われた米朝首脳会議で大き取り上げらえたCVIDがありましたね。皆さんこの略語の意味を知っていますか?日本語では「完全かつ検証可能で不可逆な非核化」です。
さてCVID が「完全」「検証可能」「不可逆」「非核化」という4つの単語の頭文字をつないだものだということはわかると思いますが、さてC始まる「完全」、Vで始まる「検証可能」、I で始まる「不可逆」、Dで始まる「非核化」という元の英単語それぞれイメージできますか?ちょっと自分なりの答えを書いてみてください。
それでは答えです。
Compete, verifiable, and irreversible denuclearizationです。
Cで始まる「完全な」はcompleteこれはすぐ浮かんだのではないでしょうか。
vで始まる「検証可能」は「検証する」という動詞 verifyの形容詞形 verifiable です。「〜できる」という意味の接尾語 able までイメージできましたか。
「不可逆」は「不」否定ですから、否定を表す接頭語 i が予想できますね。「ひっくり返す」はUNOでもおなじみの「リバース」で、その派生語 reversible 、最後に否定語 iを先頭に持ってきて、 irreversibleが完成します。 rを重ねるところまで注意が行きましたか?
最後のdで始まる「非核化」。「非」、これも否定ですから、否定を表す接頭語の一つde が思い浮かぶでしょう。「核」は当然 nuclearです。仕上げは変化のプロセスを示す接尾語を加えて denuclearization となるわけです。以上CVID、 Complete, verifiable, and irreversible denuclearization の解説でした。
もちろん「非核化」 denuclearizationも大切ですが、さらにdで始まる dismantlement「核廃棄」、disarmament「武装放棄」が実現して初めて平和が実現するのではないでしょうか。
今日は「ボキャブラリーを増やす機会は英語の単語テストだけじゃありません。普段から意識し報道などに注意を向けていれば、いたるところにボキャブラリーを増やすチャンスが転がってます」という話をしました。そんな視点でチャレンジしてみてください。