サレジオ会総長フェルナンデス神父様来校!

昨日はサレジオ会総長フェルナンデス神父様をお迎えしました。吹奏楽部のみなさん、ジョコリエーレのみなさん、代表質問したみなさん、そして全校生徒のみなさん、ありがとうございました。フェルナンデス神父様も大変喜び、また印象深くみなさんの様子、学校の様子などをご覧になっていらっしゃいました。

 

短い滞在の中で私は神父様の「出会いを大切になさる人柄」を感じました。丁寧に、笑顔で。もちろんフェルナンデス総長はゆうに1000を超えるサレジオの学校の総責任者でもあるんですよ。でも昨日の神父様はサレジオ学院のみなさんのことしか頭にないかのようでした。生徒一人一人との出会い、みなさんにかける一つ一つの言葉に愛情と情熱が感じられました。「もう少し長くサレジオ学院にいられれば . . . もう少し長く生徒たちと話せれば . . . 」と残念がっていらっしゃいました。

 

さてみなさんは神父様のメッセージの中でどんな言葉を覚えていますか?私が印象に残った言葉は「 Feliz(幸せ)」でした。神父様は自分の人生が「幸せ」だとおっしゃっていました。そして「幸せ」のひけつは人との関わり、人のために何かをすることだともおっしゃっていました。

「他者のために生きることが自分の幸せにつながる」という視点は私たちの人生の一つの指針となるのではないでしょうか。他者のために何かをするということは、単に一つの人生の選択肢ではなく、具体的な人生設計を方向づける基本的な「人間らしい生き方」、「幸せな生き方」なのではないかと感じました。「メタレベルでの幸せ」と言いましょうか。

 

みなさんも将来、仕事に就くとき、家庭を持つとき、子供を育てていくとき、様々な場面で人生の岐路に立つことでしょう。そして具体的な選択をする時、ぜひ自分の根本的なありかた、「他者のための存在としての自分」を見つめ直してください。それが「幸せ」であり神様がみなさんに与える「召命」だと思います。