「始めよければすべてよし」
おはようございます。今年も今日から「朝の話」が始まります。よろしくお願いします。
さて中学1年生も含めて全学年で通常の学校生活が始まりました。みなさんは今年度をスタートするにあたって個人的な目標を立てましたか?
サレジオ学院全体では「君も聖なる者なろう!」という目標を掲げていますし、学年目標も各教室に掲示してあると思います。体育祭のスローガンもすでに紹介されています。どれもみんなが同じ気持ちで頑張っていくゴールを示しています。みなさんも何かを成し遂げるためにはスタートが肝心ですし、いいスタートを切るためには何か具体的な目標を掲げることは大切です。
「始めよければすべてよし」ということわざが日本語にありますが、英語でもWell begun is half done. や A good beginning makes a good end.ということわざがあります。聖書にも「始めよければ . . . 」に通じるメッセージがあります。もう少し付け加えるなら「何か新しいことが始まるときにはそこに神様の意志があり、だからよい方向に向かっていく」という信仰が土台としてそこにあります。
聖書の最初の書物、「創世記」の天地創造の物語で「神はお造りになったすべてのものをご覧になった。それは極めて良かった」とあります。この世界は最初だけでなく現在もそして未来もすべて神のみ手の中で完成に向かっている、始めがいいのだから最後までこの世界はよいものだ、と語っています。
そして聖書の最後にある「黙示録」では「見よ、わたしは万物を新しくする。事は成就する。わたしはアルファでありオメガである。」と神様は語ります。聖書はある意味、徹頭徹尾、楽観主義です。
ところで今週は暦ではイエス様の最後の晩餐、受難、十字架上での死、そして復活を思い起こす聖なる一週間にあたります。木曜。金曜。土曜には夜にそればぞれ教会で儀式があります。
どうぞみなさん教会を訪れてみてください。