おはようございます。

今流れている曲は . . . すみません、昨日の余韻から抜け出せなくてProtect All Lifeをまた流してしまいました。

皆さんは教皇ミサいかがでしたか。ドームの中はフランシスコ教皇を慕う五万人の人々が国籍や言語を超えて一つになった熱量で満たされていましたね。民族と言語の多様性、これが日本のキリスト教会の姿です。またミッションスクールの生徒が七千人参加していたんですよ。こんなこと普通はないですよね。

さて、土曜日の羽田空港での教皇様到着歓迎式典に始まり、日曜日のサレジオ会の学校の生徒交流会、そして昨日のミサ聖歌隊などいろんな形でコミットしてくれた諸君にも特別に感謝したいと思います。それこそ一生に一度の貴重な機会だったと思います。急に何かに招かれた時「大変だけど面白そうだ」と思ってコミットした時、新しい地平が開け、そこには新しい自分が立っていることに気づくと思います。人生とは「出逢いによる変容」の連続です。

ところで、ミサ中気付いたと思いますが教皇様は足をひきずって歩いておられました。82才という高齢をおしての来日には自分の健康を犠牲にしても日本の地で世界に発信したいメッセージがあったからでしょう。被爆地長崎、広島では「核兵器根絶なくして世界平和はなしえない」とおっしゃいました。ミサでは「利益追求や経済消費が優先される中、人々も自然が蔑ろにされている。苦しむ人々、傷ついた地球を癒すことはイエス・キリスト様に通じる道だ」とおっしゃいました。

次に教皇様が日本に来られるのはいつのことになるでしょうか。それまでの宿題がフランシスコ教皇様から私たちに与えられたのだと思います。より良い世界を作るため壁ではなく橋をかける精神、多様性を受け入れ忍耐強く対話する技術、苦しむ人々に寄り添っていく心を育てていきましょう。