イースター 主のご復活おめでとうございます
教会では毎年、イースター・主のご復活をお祝いしています。今年は今日4月12日がその日にあたります。
今年のイースターはこのような状況ですが、あえて主の復活が私たちにとって救いのメッセージであるということを踏まえ、「おめでとうございます」と申し上げます。
さて、聖書ではお弟子さんたちが復活したイエス様と出会った時の様子が描かれています。お弟子さんたちの心の中ではいろんな思いが絡み合っていました。それを一言で表現すれば「まじ〜!?」でしょう。(少し古いかもしれませんが)
想像を遥かに超えた出来事に遭遇した時、思わず口をついて出てくる言葉は「まじ〜!?」です。すごく嬉しいけど実感が湧かない。気持ちに頭がついていけてない、何か不思議で複雑な感じは「まじ〜!?」。皆さんもそんな体験したことはありませんか?
お弟子さんたちにとって、イエス様が復活するなんてありえないことでした。イエス様の凄惨な死を遂げたのは、つい二日前。忘れたくても忘れられない記憶は、ただ尊敬する師匠が亡くなってしまった. . . そのことだけを語っています。ただただ悲しみと敗北感と . . .
しかし今、そのイエス様は目の前で微笑んでおられる。「イエス様は生きている。また会えたんだ!」最高の喜び。でも信じられない . . . 。 起こるはずがないと思っていたけど、それが目の前に実現している . . . 。 二日前の自分にはこんな日が訪れるなんで想像もできなかった。だから「まじかよ . . . 」
二日前のお弟子さんたちのように私たちも苦しみのただ中にある時、明るい未来への希望を思い浮かべることは難しいかもしれません。そもそも未来なんてあるのか . . . それでも未来は私たちの思いを超えて救いのメッセージを約束します。主のご復活はそんなことを私たちに語っているのです。
スマップの「夜空ノムコウ」という曲の歌詞です。
「あれから僕たちは何かを信じてこれたかなぁ . . .
夜空の向こうには明日がもう待っている . . . 」
朝焼けの光の中にイエス様は立っておられます。