『踏み出せば その一足が 道となる』
最近 五七五にはまっているので今日ももう一つ紹介したいと思います。
「踏み出せば その一足が 道となる」
う〜ん、なんか心に沁みますね。勇気ももらえます。誰の言葉だと思いますか?
彼は、幼い頃お父さんを亡くし、家庭が貧しかったため、13歳の時、家族とブラジルに移住しました。少年時代、サンパウロ近郊の農場で一日中仕事をして過ごしたそうです。その後ブラジルに遠征していた力道山の目に留まり、そこからプロレスラーの道を歩み始めます。
もう誰か分かりましたよね。先日亡くなったアントニオ猪木さんです。プロレス・ファンの人いますか?先生の中で一人プロレスが好きで、観戦をする先生はいるそうですが。いずれにしてもアントニオ猪木さんはファンに限らず多くの人が知っている国民的なスターであることは確かでしょう。アントニオ猪木さんの人生は山あり谷あり、プロレス以外にも活動は多岐に渡り、その評価も別れるところがあります。
ただ映像を通して私たちは彼が何事にも全力で取り組んだこと、しかも将来があまり見通せなくても、普通ならこれは無理だろうと諦めることにも突き進んだことを知っています。
晩年、病気を発症しても、その弱さや衰えを隠さず人々の前に示しました。病気、衰えというものは鍛え抜かれた体が資本であった人にとっては受け入れ難いことでしょう。でもそれも併せて「見てくれ、これがアントニオ猪木だ」と言いたかったのかもしれません。
このように考えると「踏み出せば その一足が 道となる」という言葉の中にアントニオ猪木さんの人生全体がぎゅっと凝縮されているように感じます。だからこそ私たちにとって励ましの言葉ともなるのでしょう。
そういえば、マタイ7章7節「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門を叩きなさい。そうすれば開かれる。」という言葉も通ずるものがあるかもしれませんね。