『ミサの文言が変わる!でも心は今まで通り!』
先日は慰霊祭でミサがありました。ミサの中で声を出して応える部分がありますね。主の祈り以外にも、結構暗記で言えちゃいう部分もあるとおもいます。
実はこの日曜日からミサ中の言葉が少し変更になりました。これは日本中どこの教会でも一斉に行われる変更です。今までなんとなく頭に入っていた文が少し変わる、これが頭の痛いところです。
では具体的にどう変わるのか。ミサの冒頭、いきなりその変化は現れます。ミサの最初、思い出してください。まずは十字架を切ります。そして司祭が「主イエスキリストの恵み、神の愛、聖霊の交わりが皆さんと共に」と言うと皆さんは . . . 「また司祭と共に」と応えましたね。はい、そこからもう変更です。「また司祭と共に」が「またあなたと共に」に変わるわけです。
いきなりです。「あなた」と呼ぶのはなんだか違和感を感じるかもですが、何よりも今まで慣れ親しんだ「また司祭と共に」ではなく「またあなたと共に」で、つい前の表現が出てしまい「あっ、違った」ずっこけてしまうかもしれません。でも慣れるしかありませんね。
司祭が唱える部分も変わります。私もここ数日はつっかえてばかりです。流れでミサをしていて、心を込めてないなぁと反省しきりです。もう慣れるしかないので、一緒に頑張りましょう。
ところでミサとは「遣わすこと」、「派遣」です。それはミサの最後に「行きましょう!」で締めくくられること、そもそもミサという言葉の語源が mission「使命」だということからも分かります。
イエス様はミサの中で「私が貧しい人、苦しんでいる人を大切にしたように、皆さんも貧しい人、苦しんでいる人を大切にしてください」という招き、派遣しています。そして皆さんは「はい、実行します」と応えているわけです。イエス様が招き、私たちがそれに応える、つまりミサはイエス様と私たちの心が響き合い、共鳴している場なんです。
ミサの言葉が変わり、多少進行がギクシャクするかもしれませんが、少なくとも、私たちが心の中で Faccio io「私がやります」と今まで通りに答えていければいいですね。