Don Bosco lives in you, through you!
昨年8月からドンボスコ生誕200周年を祝っています。ドンボスコ生誕200周年を祝うということは、ドンボスコが望むような人になっていくことです。ドンボスコが皆さんに期待すること、それは「世界の中で貧しく苦しんでいる人の存在に気付き、彼らのためにアクションを起こすこと」です。
そのために皆さんには「現状を把握するための知識 (Study)」を身につけ、「知識に基づいて解決策 (Solution)」を導き出し、「イエスの心 (Service)」でそれを実践することを求めています。
そして具体的に奉仕の心の根底にある Respect を今年の努力目標にしています。例えば公共マナーの実践にはこの「他者に対する尊敬の念」がなければなりません。電車の中で他者の存在に気を配れば、自分が座席に座っていてもいいのか、自分の荷物は他者の迷惑になっていないか、ホームでの立ち居振る舞いはふさわしいのか、通学路での歩き方はどうなのかを考えるようになります。あるいは学校、クラスの中でのクラスメートとの関係もつきつめれば、すべてこの他者へのリスペクトに行きつきます。
もう一つ生誕200周年にちなんだ話です。
サレジオ修道会では生誕200周年を身近に感じるために「チャレンジ200」という企画を提案しています。なんでもいいから普段やっていることを200という数字に絡めてやってみようということです。皆さんはどう200を絡められるでしょうか。
普段筋トレをしている人は腕立て、腹筋を200回毎日やるとかどうでしょうか。
生徒ホールでジュースやパンを買っている人は年間どのくらい自販機を利用していますか?200回くらい?その200という数字をドンボスコに向けてみてください。
パンやジュースだとすこし安易すぎるなら、今年の目標で定期テストで総合点を200点アップさせるというのはどうですか?1学期中間試験から3学期期末試験までで合計を200点アップ!
部活での切り口もあります。
フリースローを200回決める。PKを200回決める。200本ラリーを繰り返す。1セット200点ゲームをする、けん玉を連続200回成功させる。
サレジオ祭のクラスの企画の来場者数目標を200にするのはどうですか。
要するに200という数字を通してドンボスコを意識し、ドンボスコに求められていることを意識するきっかけにするわけです。
もう少し考えてみましょう。
一人で200回のフリースロー大変ですよね。でもチームでやれば、4人でやれば一人50本、10人でやれば一人20本、これならできそうですね。ラリーもPKもみんなでやれば目標数値を達成するのは簡単です。チームでトライしてみたらどうでしょうか。
また200という数字、これをすこし世界の人々に目を向けるきっかけにもできないでしょうか。
200円を犠牲にしてそれをネパールのサレジオの学校の生徒のために送るのはどうでしょうか。200杯ぶんのジュースをみんなで寄付する。200人分の文房具をみんなで送る。
きっとドンボスコは喜ぶと思います。チャレンジ200は結構裾野の広い活動になりそうですね。
Don Bosco lives on という曲が朝の放送で流れます。「ドンボスコは今も生き続けている」という意味です。ドンボスコは、そしてドンボスコの夢は今も生き続いています。皆さんの中で、皆さんを通して。ドンボスコの夢を語り継いでいきましょう。