アレキサンドロスのメンバーの皆さんが教えてくれたリスペクトの心(ポッキー音楽祭)

昨日はポッキー音楽祭の動画がYouTubeに上がっていました。有名なバンドのアレキサンドロスのメンバーの皆さんがサレジオ生のバンド・アパタイトのオリジナル曲づくりを指南する様子でした。

 

もちろんアパタイトの演奏もかっこよかったんですが、アレキサンドロスのメンバーの皆さんの言葉が印象に残りました。それは「ライブに正解はない」という言葉です。アーチストの言葉ですから、当然生演奏のライブでのことですが、ライブは形容詞として「生きている〜」の意味ですから人生そのものにも当てはまるかもしれません。つまり人生の道筋に正解はないんだ、というメッセージにも取れるかもしれません。でも正解が見えないまま進むのは簡単なことではないですよね。僕たちはつい楽な方に向いてしまいがちです。一つのものを突き詰めようとする人の言葉は心にささります。

もう一つ感銘を受けたのは彼らが示す他者へのリスペクトの姿勢です。アレキサロスは有名なバンド、それこそ音楽界の巨人です。その彼らが小さな駆け出しのアマチュアバンドに対して同じアーチストとしてしっかり向き合ってくれている、言葉ではなく何気ないしぐさ、例えば演奏を始めた時にきちんと席を立つ、リスペクトはそんな何気ない立ち居振る舞いに自然に現れてくるんだなあと感じました。またリスペクトはただ「よかったね〜」「うまいね〜」で褒めて終わるものではないことも映像から伝わってきました。曲作り、演奏方法など、足りないこと、改善点をはっきりと伝えているアレキサンドロスのメンバーの皆さんでした。褒めるけれども改善点は指摘する、それは謙虚さと責任感を伴ったリスペクトがあるからこそのものです。

 

人生に正解はないんだ、リスペクトは相手の成長を願う、言い古された言葉かもしれませんが、昨日のポッキー音楽祭を見て改めて大切なことを教わった気がしました。

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