数週前の週末、土日と連続でサレジオ幼稚園での運動会、卒業生の結婚式に出席しました。
  
サレジオ学院の体育祭の徒競走と違い、幼稚園の「かけっこ」となるとみんな頼りない足取りで微笑ましいものでした。当然皆さんは自分が幼稚園や保育園に通っていた時のことなど覚えていないでしょうね。
  
3歳児の園児さんはまだよちよちで、ゴールで待っているパパやママを見つけるとその腕の中に飛び込んでいきます。信頼する人に向ける透き通るような笑顔が、愛されていることを雄弁に物語っていました。皆さんも今は親との距離感は微妙かもしれませんが、10年も前はこんな感じで親に甘えていたんでしょうね。
 

一方卒業生の結婚式も感動的で、幸せのお裾分けをいただきました。今年も5人の卒業生の結婚式に参列しましたが、その度に卒業生の立派になった姿、また披露宴の席で新郎を囲む卒業生の変わらない友情に感動します。
 
みんなに祝福され、「僕はこの人を絶対幸せにします」と照れながらも誇らしげに誓っている卒業生。笑顔の中には愛する人と生涯を共にする決意もうかがえました。皆さんも今は親との距離感は微妙かもしれませんが、10年も経てば披露宴の席で親を労わり、親への感謝をしっかりと言えるようになるんでしょうね。
  
幼稚園の運動会と卒業生の結婚式、全然違う出来事のようですが、「愛されること」から「愛すること」へ、20年間という時間の中での成長の軌跡を思い、中高生の皆さんの過去から未来へと続く一本のまっすぐな道を思い巡らした良い二日間でした。