教科
- 宗教
- 国語
- 数学
- 理科
- 社会
- 英語
宗教
ミッションスクールであるサレジオ学院では、キリスト教的な価値観のもとに全人的な人間教育を目指しています。中学・高校は「人間としての生き方」を考える大切な時期であり、単に知識だけでなく、本当の人間らしさとバランスある倫理観を身につけることが大切です。
宗教の時間を通じて、各自がしっかりとした人生観を身につけ、人間愛に目覚め、人に奉仕し社会に貢献できる人間に成長することを期待しています。
国語
サレジオ学院の国語教育は、中学校と高等学校のそれぞれの発達段階に応じた「言語生活の能力の向上」を目指しています。日常生活の中で、人の話を聞いたり、自分から話したり、ものを書いたりすることは頻繁にあることです。その一方で、この三者を自由に操ることはなかなか難しいことです。生徒諸君には先ずこの事実を知り、「ことば」に対する高い意識を持ってほしいと考えています。そして、大いにさまざまな文章を読んだり、自由に表現活動をしてほしい。そうすることで豊かな感情や、論理的な思考も育ち、徐々に人格形成がなされるものと信じています。
数学
数学科では、学習指導要領の目標に従って、基本的な概念や原理・法則の理解を深め、数学的な表現や処理の仕方を習得し、さまざまな事象に対して数学的な見方や考え方ができるようにすることを目標としています。
ほとんどの生徒が希望する大学進学に向けて、6年間を3段階に分けて指導しています。どの学年も授業が中心ですが、中学1・2年生では、宿題や小テストなどにより数学の基礎の定着を図り、中学3年生・高校1年生では、さらに高度な数学の基礎を習熟し、高校2・3年生では、生徒の進路に応じた指導をしています。また、中学・高校ともに必要に応じて補習を実施し、長期休暇にはレベル別の講習で学力向上を図っています。
理科
生徒の発達段階と進学に必要とされる学力の要求に合せて、次の3つのステージを設けて授業を実施しています。
中学1・2年生は実験と観察を中心にして、興味や関心を誘起し、今後の学習に必要となる持続的な学習意欲と基礎的学力の定着を図ります。
中学3年生・高1・2年生ではさまざまな自然事象を論理的に考え、数式やグラフによる解析ができる、理科的思考能力の完成を目指します。
高3年生では理科内容のより深い理解と、大学受験に対応できる講義と問題演習を中心に行います。
社会
中学1・2年生では地理分野と歴史分野を並行に、中学3年生では公民分野と歴史分野を並行に授業を行っています。中高一貫教育の立場から、高校の地歴・公民科の科目にスムーズにつながるようにしています。また、中学生として社会科に興味をもってもらえるように授業を展開しています。
実物を見て理解してもらいたいとの観点から、中学2年生では校外授業で鎌倉を訪問し、歴史的な雰囲気に触れます。また、希望者参加による社会科教室もあります。地理の野外巡検や、歴史資料館の見学、裁判所での傍聴など実地体験をし、興味を持ったのちに理解を深めていって欲しいと思っています。
英語
英語はコミュニケーションの道具、英語はそのための実技教科です。読み書きはもちろん、話すこと聴くことも合わせた4つの技能をバランスよく習得することが大切です。そのため、週6時間(中1、中2、高2は7時間)のうち4~5時間でリーディング・文法を、2時間で2人のネイティブ教員が日本人と組んでリスニング・スピーキングを中心とする授業を展開します。リーディング・文法の時間では高1~2で高校の履修内容を終え、高2~高3では入試を念頭に置いた授業を進めていきます。また2時間の授業で英会話からプレゼンテーション、ディスカッション(ディベート)、さらにライティング活動を通じて発信力を身につけた生徒たちは、英検を中学で3級、準2級を受験、高2高3では2級、準1級に多くの生徒が合格し、多様化する大学入試にも対応していきます。