サレジオ学院_学校案内2025年
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SCHOOL GUIDE 2025斎藤 25歳になった今、改めて学校生活を振り返ってみてどうですか?藤原 もうこれしか思い浮かばないっていうのは6年間続けたテニス部です。一番の思い出は中学で全国優勝したことで、自分は一試合も出ていないけれど、応援はめちゃくちゃ熱くて。全員が苦しい練習をしてきた結果、実を結んだっていうのはうれしかったですね。関沢 僕もテニス部で、全国大会では応援する側でした。出られたら出たかったですけれど、応援する側もよかったと思います。周りにいることで見えてくるものもありますし。浅井 中学3年間サッカー部で、そんなに上手ではなかったんですけど、最後に何試合かスタメンに起用してもらったことが成功体験になっています。高校では軽音楽部でバンドを組んだり、生物部でビオトープをつくったり、体育祭の応援団をやったりしました。サレジオは個性の強い人が多いので、刺激を受けながら色々なことをやろうと思いました。関沢 中3の時、部活に熱中しすぎて成績が落ちて、つらかったな。それをきっかけに、朝や休み時間、通学の電車の中で勉強をやるようになって成績が上がっていきました。藤原 部活だけ、勉強だけ、ということもなくバランスの良い学校生活が送れました。斎藤 中学3年の春休みには、みんなでイタリア研修旅行に行きましたね。関沢 研修旅行でイタリアへ行ったと言うと大学の友達にかなり驚かれました。日本にはないような歴史的建造物をたくさん見ましたね。中学のときにローマやフィレンツェに行くなんて、すごい研修旅行だと思います。藤原 宗教の時間でドン・ボスコについて学ぶんですけど、こういうところが舞台だったんだなって思いました。一番印象に残っているのは、班に分かれて現地のガイドさんとフィレンツェの街を回ったことです。英会話をまともにするはじめての機会だった気がします。斎藤 英語を話す機会と言えば、ローマの姉妹校との交流会もあったしね。浅井 僕は自由行動のときに食べたトラットリアのパスタが一番思い出に残っています。自分たちでお店をみつけて、注文してお金を払って、友達同士で食べるっていうのは強烈に覚えていますね。今の年齢だったら、普通においしいで終わったかもしれないけれど、感動のレベルが違いました。藤原 中3でイタリアへ行くのは結構ハードルが高いですが、石畳の街を歩いて、異国情緒みたいなものを感じて、そういう経験が財産になったと思います。斎藤 「25歳の男づくり」に関して言うと、当時、自分が考えていた25歳になれたと思いますか?藤原 大学へ行ったり、社会人になったりして感じるのは、サレジオ生は内面がしっかりしていて、自立している人が多いなっていうことです。僕の場合は部活を通して、マナーや人間的な部分を鍛えてもらいました。浅井 サレジオ学院では、おおらかさとか、良い意味で人目を気にせずにやりたいことをやっていくという姿勢が身についてよかったと思っています。周りを否定しない自分でいると、人からも否定されないでいられます。関沢 僕は今、都内の病院で研修医をしていますが、そのときの面接でも、中高で部活動を頑張っていたことが評価されました。テニス部で鍛えた体力とコミュニケーション能力は、病院で働く上でとても役立っています。藤原 大学を卒業してそのまま就職をしたら、ちょうど25歳っていうタイミングは自分を見直す良いきっかけになりますよね。斎藤 頭の中に「25歳の男づくり」というキーワードがあることで、自分に与えられた使命や世の中に貢献する生き方を考えるきっかけになる。30歳になったときにそれぞれがどんな風に成長しているか、今から楽しみです。「25歳の男づくり」をスローガンとするサレジオ学院では、25歳を迎えた卒業生が集まる同窓会を毎年開催しています。今回は2017年に卒業した52期生に、学年主任を6年間務めた斎藤先生と一緒に当時を振り返ってもらいました。関沢 悠紀彦名古屋大学医学部卒業都内病院外科研修医藤原 幹人北海道大学工学部卒業貿易・IT系勤務斎藤 雅人先生52期学年主任数学科8浅井 雄大東京大学経済学部卒業コンサルティング会社勤務25歳の座談会25歳

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