サレジオ学院資料集2025
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1010「英語は道具」を合言葉に、様々な角度から生徒の英語力向上をサポートします。週に7時間ある英語の授業のうち、2時間はネイティブの教員と日本人の教員がチームでほぼAll Englishの授業で生徒の発話機会を増やします。また、2時間はSpeakingやWritingの技能を強化し、残りの3時間は徹底的に文法を学習します。教科書はZ会出版の『NEW TREASURE』とCambridge出版の『SHAPE IT!』を使用しています。英語にネガティブな印象をもっている生徒も、まずはその印象を払拭し、学ぶ喜びや、伝わる楽しさを実感してほしいと考えています。様々なジャンルの文章を読み進めていきます。文章をなんとなく読むのではなく、自分の頭で考えながら、その中で浮かんでくる様々な考えや疑問点を意識して読んでいきます。まずは個々の「読み」を表現してもらい、発表活動を通じてクラス内で「読み」を共有することもあります。発表・討論型の授業を通じて、物事を多角的に捉える「批評精神」を育みます。また、週1回の小テストで、漢字や語彙などの基礎力を養っています。社会科の分野を地理と歴史に分け、世界地理と前近代史を範囲として、それぞれ専門の教員が授業を担当します。発展的な知識の習得を目指すとともに、Chromebookを用いて実際の風景や現地の生活に触れて考察する授業も行われます。美術では心や頭に浮かんだイメージを表現することを目標としています。中1では「ビンの水彩画」を通して形の捉え方や絵の具の使い方、「聖書の物語のステンドグラス」では頭の中でイメージした情景の表現法など、表現の引き出しを増やす基礎的な手法を学んでいきます。「Enjoy Everything!!」音を通してすべてを楽しむことを目標に、歌唱やギターの演奏、弾き語り、情熱的な打楽器の手法など、実践的なものを中心に習得します。習熟度に合わせてアンサンブルも行います。己の感情を音楽に乗せて熱く表現し、昇華する楽しさを学んでいきます。「25歳のベースづくり」の大切な時期である中学1年時に、教科担当の先生がどのような授業を行っているかをご紹介いたします。数学が得意な生徒でも、解けない問題は存在します。そういった問題に出会ったときに、意欲を持って考え抜く力を育むことに力を入れています。本来、数学は美しいものであり崇高なものです。授業では、基礎的な計算力の獲得だけでなく、数学の美しさを感じるとともに、生徒の探究心を大切にして生徒主体で授業を展開しております。また、定期テストの他に年間を通して、生徒の理解度に応じた小テストや補習、宿題チェックを実施しております。「科学」は誰もがもつ「なぜ?」という素朴な疑問からスタートします。授業の中で、その「なぜ?」を解決するための筋道を実験や観察といった体験を通して実感し、「科学者=科学的なものの見方や考え方をもっている人」になることを目指していきます。どの時代の文明を覗いてみても、そこには「宗教」があります。人間は昔から自分の起源や宿命について考えてきました。自分が今ここに存在しているのは偶然の結果なのか。それとも望まれ、期待されて存在することになったのか。どの結論を導き出すかで生き方は大きく変わってきます。宗教の授業では、ドン・ボスコをはじめとする様々なキリスト者の生涯に触れ、聖書の世界を学びながら、 「良く生きること」とは何かについて考えていきます。技術科では、木の端材を使った工作や寄木風の写真立て、回路図の学習を目的としたLEDスタンド作成などものづくりを学びます。家庭科では、栄養や調理の実習、衣類の扱い方や補修に必要な縫い方、住居や消費の知識など、将来必要となる技能を中心に自立へとつなげます。保健体育では、広い施設を活かし、活動時間を多めにとる授業を心掛けています。最初は体力づくり運動から始め、テニス、ソフトボール、サッカー、バスケットボール、卓球、陸上競技など、各競技へと入っていきます。「知る・楽しむ」をテーマに、理屈よりも実際にプレーをしていく中で得られる感覚を大切にし、ルールや競技の楽しさを身体全体で学んでいきます。英語国語社会美術音楽数学理科宗教技術家庭保健体育中1担当の先生から

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